相続や売買によって他人名義の土地を手に入れたり、自分名義の土地を売却したりするときは、土地の名義変更を行う必要があります。名義変更とは、法務局で管理されている「登記簿」の不動産所有者情報を買い替える手続きのことを言います。登記簿の所有者情報を変更することにより、不動産の持ち主が変わったことを証明することになります。登記簿の所有者情報を変更することができるのは、登記簿上の所有者だけです。
名義が変更されていなくとも罰則があるわけではありませんが、相続や売却の際に自信の土地だと証明する方法がなくトラブルにつながります。法的に所有者であることが証明できなくなり、詐欺などの詐欺にもつながりますので、持ち主が変わった際には名義変更も同時に行うようにしましょう。また、登記簿上の所有者のもとに固定資産税の通知が届く仕組みになっていますので、所有者を変更せずにいると自分のものではない固定資産に対して税金を納める義務が発生してしまいます。名義変更は個人で行うことができるものなのでしょうか。
手間と時間さえかけられるなら、未経験の個人でも行うことは可能です。ただし、細かい書類を記入し法務局に提出する必要がありますので、未経験の場合は何度か法務局に足を運び、書類の書き方について確認する必要があります。法務局で質問すれば書き方を教えてくれないことはありませんので、個人でも時間をかければ提出できないことはありませんが、手間をかけずに短時間で済ませたいのであれば経験のあるプロに依頼した方がよいでしょう。