土地の名義変更は、所有権を主張するためにもとても重要な手続きです。売買時・相続・贈与・財産分与などの各ケースで名義変更の手続きの流れが違っていますので簡単にご紹介していきます。土地の売買時は、最初に売主と買主との売買契約が必要です。きちんとした売買契約が結ばれていることが前提で、必要書類をしっかりと集め、不動産の引渡しと購入代金の支払って取引を終了させる必要があります。
その後、法務局での登記申請が行われます。相続の場合は、最初に土地を含めた不動産関連の情報や戸籍関連の情報・書類をしっかりと集めて整理する作業から始まります。その後、固定資産税評価証明書を発行してもらい、その情報を元に相続人の間で遺産分割協議が行われます。話がまとまったら、登記申請書を作成し、法務局への登記申請を行います。
贈与の場合は、最初に贈与の手続きを行います。必要な書類を集め、登記申請書を作成していきます。付属書類などもたくさんありますので、忘れずに集めるようにしてください。最後に書類がそろったら、法務局への登記申請が行われます。
財産分与の場合は、財産分与についての話し合いが行われ、関係者の間での合意が完了するまで続きます。その後、名義変更手続きに必要な書類を集めます。必要な情報を元に登記申請書を作成し、法務局へ登記申請して終了です。これらの手続きには、必要な書類が細かく決まっています。
また、関係者が多いほど話し合いが長引く恐れがありますので、弁護士などの専門家を交えての手続きをおすすめします。